キジトラという言葉を聞いたことがありますか。猫好きの方は当たり前のように知っていることかと思いますが、キジトラとは猫の身体の模様のことです。キジトラファンだけでなくキジトラを初めて知った方にもわかりやすいよう、今回はキジトラの性格・しつけ方法・飼育のポイントをご紹介します。
キジトラの紹介
1. キジトラとは
キジトラとは全身に黒とこげ茶色の縞模様がある毛の柄のことをいいます。
2. キジトラと日本猫
日本猫とは日本人に長く親しまれている日本特有の猫のことです。
日本猫は、鼻筋が通り、耳の毛は短く、全身の毛もそれほど長くありません。
尻尾は細長いものと極端に短いものもありますが、長くても尻尾の先だけが折れ曲がっているものもあります。短尾の猫は日本猫の特徴の1つと言われています。この日本猫は毛並みが美しく、またその色分けも外国の方々からは珍しいといわれています。
そのなかに、白、黒の単色や、濃淡帯状の縞模様、白地に黒ぶちや茶ぶち、そして三毛猫と呼ばれる白・茶・黒の三色に色分けされているものなどがいます。
縞模様のネコはトラネコと呼ばれ、茶縞のものをチャトラ、灰色縞のものをサバトラ、そして今回紹介しているのが、こげ茶縞のものをキジトラと分けて呼びます。
ちなみに、キジトラの柄に白が入った模様の猫は、「キジ白」「キジトラ白」と呼ばれます。
https://catfood.black/cyatora-seikaku/
https://catfood.black/sabatora-seikaku/
3. キジトラの歴史
日本猫は紀元前から日本に存在していた可能性もあるといわれていますが、奈良時代ごろに経典などの大事な書物をネズミから守る益獣として、中国から輸入されたことが日本猫の始まり、つまりキジトラの始まりといわれています。
理解してあげよう!キジトラの性格の2大特徴とは
1. 野生的で警戒心が強い
毛色の元祖であるキジトラの猫は野生的で警戒心がつよいといわれています。
キジトラは家で飼育していても撫でたり、抱っこしたりすることが難しいことが多く、長年キジトラと暮らしていてもなついてくれないという悩みを抱えた飼い主さんも多いようです。
しかし心を許した相手には甘える、という一面も持っていて、家族の中でお母さんにだけは甘える、など猫によって様々なようです。キジトラとは気長に仲良くなっていきましょう。
2. 体力があり活発
また野生で生活していた血を受け継いでいるので、体力があり、行動が活発であるという特徴もあります。キジトラが夜に急に走り出す、夜の大運動会は凄い迫力です。
※キジトラは野生的で警戒心が強いという特徴を持つ猫です。オスでは、野生的な面が強く出てくるようで、猫パンチをくりだしたり自ら前へでてくる傾向がありますが、メスでは警戒心の強さが目立ちすこし怖がりな子が多いようです。
種類のよる違いがある?3種類のタイプとは
1.自由猫タイプ
キジトラの中には、食事のときだけしか近寄ってこない、警戒心の強い自由猫タイプがいます。
撫でられたり、抱っこされたりするのがあまり好きではなく、飼い主と着かず離れずの距離を保ちたい、という可愛いわがままさんです。
2.ツンデレタイプ
心を許した人にだけゴロゴロと甘えてくるキジトラさんもいます。
ゴロゴロと撫でろ撫でろと言っていたにも関わらず、一たび違う人がやってくるとコロっと態度を変えて去って行ってしまうのです。
好かれた飼い主さんは嬉しい反面、好かれなかった人には少しショックかもしれません。
3.元気いっぱいタイプ
とにかく動き回る、じっとしていられない、遊びたい、と元気いっぱいなキジトラさんもいます。おもちゃをたくさん用意してあげましょう。
どんな人が飼育に向いている?
猫と付かず離れずの適度な距離を保てる人がキジトラの飼育には向いているといえます。
キジトラはべったり甘えん坊な子はとても少なく、構われすぎることを嫌います。
猫に構いすぎず、かといって離れすぎない人をキジトラは好むようです。
要チェック!キジトラの飼育での重要ポイント
1.いたずらの防止対策
キジトラはとても活発で、いたずら好きでもあります。また急に部屋中を猛ダッシュしたりすることもあります。猫が遊んではいけないものや危険なものを言葉で伝えるとこはできません。しっかりしまっておく、危ないものを置かないなどの対策をしましょう。
2.トイレのしつけ
他の猫と同様にトイレのしつけをしましょう。不潔なトイレは健康にも良くないのでこまめに掃除をしてあげましょう。1頭につき2つのトイレがあると理想的です。
ペットにする喜び、キジトラを飼育する魅力
1.心を開いた相手にはとても甘えん坊
キジトラは警戒心が強いといわれていますが、心を開き気を許した相手にはとても可愛く甘えてきます。ゴロゴロと喉をならして、撫でてほしいといわんばかりに膝に乗ってくる姿はたまらなく可愛いです。
2.活発さから元気をもらえる
茶トラなどの温厚な猫にはない、キジトラの活発さをみていると元気がもらえるという声をよく耳にします。
飼育する場合の飼い主の3つの心構え
1.あなたにすり寄ってこなくてもあなたのことが嫌いな訳ではありません
キジトラが飼い主にすり寄ってこなくても、それは飼い主のことが嫌いなわけではありません。ただべったりすることや、撫でられることが単純にあまり好きではないのです。この猫は自分に懐かないと落ち込む必要はありません、その変わりに彼らはそっと少し離れたところに座っていたり、飼い主が必ず見える場所にいたりします。そういう小さな可愛さを見つけてあげましょう。
2.危ないものは置かない
活発なキジトラのためにストレスなく遊べる環境を用意してあげましょう。倒れそうなもの、食べてはいけないものなどは置かない、しまっておきましょう。
3.普段からよく観察してあげる
キジトラは普段あまりスキンシップを好まない子が多いため、健康かどうか全身を触るまではいかなくとも毎日様子を観察し、いつもと違うなと思ったら早めの動物病院を受診しましょう。
今回のまとめ
キジトラの紹介
キジトラとは全身に黒とこげ茶色の縞模様がある毛の柄のこと。
ちなみに、キジトラの柄に白が入った模様の猫は「キジ白」「キジトラ白」と呼ばれる。
理解してあげよう!キジトラの性格の2大特徴とは
野性的で警戒心が強い。
オスは野性的な面が強く出てくる。
メスは警戒心の強さが目立ち少し怖がりな子が多い。
種類のよる違いがある?3種類のタイプとは
自由猫タイプ
食事のときだけしか近寄ってこない警戒心の強いタイプ。
ツンデレタイプ
心を許した人にだけゴロゴロと甘えて、違う人が来ると態度を変えて去っていくタイプ。
元気いっぱいタイプ
とにかく動き回るタイプ。
どんな人が飼育に向いている?
付かず離れずの適度な距離を保てる人。
要チェック!キジトラの飼育での重要ポイント
いたずらの防止対策。大事なものはしっかりしまっておく。危ないものを置かないなどの対策をする。
ペットにする喜び、キジトラを飼育する魅力
心を開いた相手にはとても甘えん坊。
キジトラの活発さをみていると元気がもらえる。
飼育する場合の飼い主の3つの心構え
飼い主にすり寄ってこなくても飼い主が嫌いなわけではない。
危ないものは置かない。
スキンシップを好まない子が多いので、普段からよく観察する。