猫というのは鰹節が大好きな動物です。
鰹節は原料が魚ですから、猫が好んで食べるのは理解できますが、本当は猫にとってはあまり健康に良くないものであるという事実があります。
なぜ鰹節が猫の健康に良くないの?
簡潔に言えばたくさん食べさせることによって、腎臓の具合が悪くなる傾向があるからです。
具体的には、腎臓が悪くなって尿結石ができることがありますので、猫がぼうこう炎になってしまうことが非常に多いわけです。
このように尿結石ができたりしてぼうこう炎になってしまった猫は、おしっこが出なくなるだけではなく、痛みも伴いますので、ニャーンニャーンと大声で鳴くことが多くなります。
猫はぼうこう炎になりやすいとされていますが、とくに鰹節にはミネラルが含まれていますので、尿結石ができやすくなります。
このため、ミネラルが多く含まれている食べ物は与えないということが大切になります。
ただ鰹節のなかでも味付けがされていないものでしたら与えても良いケースがあります。
その場合は、必ず猫用の鰹節を選ぶようにすることがポイントです。
人間と同じものを食べさせますとミネラルがたくさん含まれていることがあり、尿結石ができやすくなりますので、
必ず猫専用の食べ物を選んで与えるということが大切です。
猫が誤って口にしてしまうのを防ぐ
このように、猫に食べ物をあたえるときには、ミネラル成分が入っていないものをあげるということが非常に重要になります。
飼い主の方はネコの健康のためにも、食べ物に気をつけなければならないということがわかります。
ネコが長生きするためにはぼうこう炎などの病気にかからないように、予防することがポイントです。
ネコが鰹節を食べたいとねだっても、むやみにあげないようにすることがネコのためにもなるわけです。
ネコにあたえるのは良くないとされている食品はほかにもいくつかありますが、飼い主の方はネコが勝手に食べてしまわないように注意しなければなりません。
ですからネコの近くにかつお節を置いておくなどの、不用意なことはしないということが大切になってくることは言うまでもありません。
ミネラルを多く摂取しすぎてぼうこう炎になってしまいますと、可愛い猫が痛みに苦しむことになります。
飼い主の方は体調に気をつけてあげることがいちばん重要になってくることは確かだと言えます。