とても可愛くて癒される、ペットの中でも大人気の猫は多くの人に飼育されています。猫は行動で飼い主さんに何かを訴えたりします。
しかし、噛むことで悩んでいる方も多いのではないでしょうか。今回は猫の甘噛みの理由やしつけのコツなどをご紹介します。
猫の性格の3つの特徴
1.オスは甘えん坊でやんちゃ
猫のオスは比較的「甘えん坊」で「やんちゃ」です。個性もありますので、大人しい子もいますが、遊ぶのが大好きなかまってちゃんが多いようです。
甘えん坊なので、飼い主さんの後を付いて行ったり、膝の上に乗っかってきたりします。寝るときも一緒に寝てくれる子が多いです。
寝る時は、飼い主さんの顔に近ければ近い程、飼い主さんの事が大好きな証拠ですよ。
2.メスはおとなしく気まぐれ
メスの猫は比較的「大人しく」、「気まぐれ」な子が多いです。こちらもやはり個性もあり、甘えん坊な子もいますが、運動量はオスより少なめなようです。
また、気まぐれなので甘えたい時は猫の方から寄ってきます。猫は「自由気まま」な動物なので、抱っこやしつこく触られる事を嫌います。
メスは、「子供を守る」という本能があるので、オスよも自立心が強いのです。
3.猫の種類によっても性格が違う
オスとメスによる性格の違いもありますが、種類によっても性格が違ってきます。例えば、「メインクーン」や「ペルシャ」など、毛の長い猫は大人しい子が多く、「キジトラ」など、毛が茶色の猫は活発な子が多いと言われています。
他にも色々と性格が違う猫もいますが、一般的には「マイペース」、「賢い」、「人懐っこい」子が多いです。
甘噛みと本気噛みの2つの違いとは
1.甘噛みは軽く噛む
甘噛みは、軽く噛むことをいいます。甘噛みの理由には色々あります。言葉の通り、甘噛みなので痛くありません。
2.本気噛みは痛い
甘噛みの途中で急に本気噛みをしてきる場合があります。その理由も色々ありますが、本気噛みなので痛いです。猫によっては、噛み癖がある子もいますので、しつけをする必要があります。
猫の甘噛みの4つの理由
1.愛情表現
猫の甘噛みの理由の1つが愛情表現です。猫は、生まれた時から「甘噛みし合う」という行動をとります。なので、本能でもあります。
ただ、甘えているだけなのかもしれません。
2.もう触らないでの合図
猫を撫でていると、急に噛んでくる時がありませんか?「撫で方が気に食わなかった」または「もう触らないで」の合図なのかもしれません。
3.本能
猫は、元々狩りをして生活をしていた動物です。なので、飼い主さんの手が「獲物」に見えてしまって、つい噛んでしまう場合があります。
また、猫は「ヒモ」や「猫じゃらし」などに飛びついてきますよね?それと同じで、飼い主さんの手が「おもちゃに見えてしまう」ということもあります。
4.癖
「子供の頃からの癖」がまだ抜けていない子もいます。これを「吸い付き行動」とも言い、離乳した後も毛布や人の手などにおっぱいを吸うような行動をとります。
こちらは、離乳をするのが早すぎたり、哺乳瓶による授乳が主な原因と言われています。
猫の甘噛みのオスとメスの理由の違い
「ネックグリップ」とは、オス猫が交尾の時にメス猫の首に軽く噛みつき、「メス猫の行動を止める」事を言い、オス猫に見られる行動の一つです。
特に、発情期によく見られます。また、去勢したオス猫は交尾をしないので、ネップグリップをすることはありませんが、遊んでる内にまれに本能で、ネップグリップ行動をしてしまう場合があるようです。
猫の甘噛みの子猫と大人猫の理由の違い
1.甘えている
こちらは成猫にも見られますが、子猫はとても甘えん坊で、喉を「ゴロゴロ」と鳴らしながら甘噛みをしてきます。
2.歯茎が痒い
歯が完全に生え揃っていない子猫は、歯茎が痒くて人の指や物を噛む場合があります。その場合は、「噛んでも安全なおもちゃ」を与えるとよいでしょう。
3.遊んでいる
子猫はとても遊びが大好きで、オス猫、メス猫共にやんちゃな所があります。怒っているのではなく、遊んでいるだけなのです。
猫に甘噛みされた場合の3つの行動
1.遊んであげる
猫は、遊んでほしいときにも甘噛みをしてきます。このとき、決して「飼い主さんの手」で遊んではいけません。
「手=おもちゃ」と勘違いしてしまい、噛み癖が治らなくなってしまいます。必ず、「猫用のおもちゃ」で遊んであげてください。
2.叩いてはいけない
猫のしつけをする場合に、一番気を付けなければならないのが、「体罰」です。猫は「嫌な事はずっと覚えている」動物なので、猫にとっても飼い主さんにとっても「マイナス」になってしまいます。
しかも、体罰を与えてしまうと、逆効果になり、噛み癖を治すどころか噛む猫ちゃんになってしまいます。
3.加減を教えてあげる
子猫の場合ですが、子猫はまだ加減をわからいので、強く噛んでしまう場合があります。なので、「このくらい噛むと痛い」ということを教えてあげる必要があります。
猫の甘噛みへの4つのしつけの方法
猫の甘噛みは、愛情表現だったりと、色々な理由があります。甘噛みの場合は本気噛みと違って無理にしつけをしなくても良いと思いますが、甘噛みを辞めさせたいと思う方は是非参考にしてみてください。
1.指を口に入れる
甘噛みや、本気噛みをされたら同時に、口の奥に指を突っ込む方法です。「噛んだら嫌な事が起こる」事を覚えさせることが大切です。
2.大きい声を出す
噛んで来たら、大きい声を出して「ビックリ」させましょう。びっくりすると、噛むのを辞めるはずです。
これを何度も繰り返すと噛み癖もだんだんと減ります。また、噛み癖だけではなく、悪い事をした時にも有効ですよ。
3.「ダメ!」などと言う
噛まれたらすぐに「ダメ!」などと言う言葉で叱りましょう。この時の注意点は、「飼い猫の名前を言う」ことです。
叱るときに名前を言ってしまうと、「名前=叱られている」と勘違いしてしまい、信頼度もなくなってしまうからです。
4.狭い所へ閉じ込める
これは最後の手段ですが、ゲージなど、「狭い所へ閉じ込める」方法です。猫は20分たつと忘れると言われています。
上の方法が効かない場合は、狭い所へ「20分」閉じ込めてみてください。20分経ったら出してあげてくださいね。
猫が訴えているかも?甘噛みと一緒に起こす行動とは
1.甘噛み+足キック
甘噛みをしているうちに、後ろ足でキックする行動をよく見かけませんか?加減がわからない猫ちゃんですと、結構痛いですが、怒っているわけではありません。
キックはじゃれあったりするときの行動であり、遊んでほしいと訴えている時によく見られる行動です。猫用のおもちゃで沢山遊んであげてください。
2.甘噛み+すりすり
猫は自分のお気に入りの場所をスリスリし、自分の匂いをつけます。飼い主さんの足などに、よくすりすりしているのを見かけますよね。
それは、「僕の物だぞ!(場所だぞ!)」という意味なのです。そして、すりすりしているうちに興奮してしまって甘噛みをします。決して怒っている、悪気があるわけではないのです。
発情期の猫との2つの上手な付き合い方のポイント
1.沢山スキンシップをとる
メス猫の場合、発情期に入ると大きい声で鳴き続けます。ペットとして飼われてる猫は、人間の生活リズムに合わせて「夜には寝て」「朝には起きる」のが一般的ですが、元々は夜行性なので、夜に発情する子もいます。
発情は猫の体にも負担がかかり、ストレスにもなりますので、飼い主さんが起きている時間に発情を始めたらかまってあげてください。
2.避妊・去勢手術
発情期の接し方や対策は色々ありますが、それはその時だけなのです。やはり、一番良い方法は「避妊、去勢手術」です。
手術をすることによって、発情期を迎えなくなりますし、病気も防げます。オスの場合、「スプレー行為(マーキング)」も防ぐこともできます。
今回のまとめ
猫の性格の3つの特徴
甘噛みと本気噛みの2つの違いとは
猫の甘噛みの4つの理由
猫の甘噛みのオスとメスの理由の違いとは
猫の甘噛みの子猫と大人猫の理由の違いとは
猫に甘噛みされた場合の3つの行動
猫の甘噛みへの4つのしつけの方法
猫が訴えているかも?甘噛みと一緒に起こす行動とは