ネコの飼い方

子猫を飼うときに気をつけること

猫を飼う時というのは成猫から飼うのは稀で、ほとんどの場合は子猫から育てることになると思います。そこで子猫の時にやっておいたほうがいい事やしなければならない事について触れたいと思います。

子猫を迎えるための準備や心構えの参考にしてください。

去勢・避妊手術の必要性

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去勢や避妊手術をする場合、できるだけ早く決断しなければなりません。それは手術の適齢期が生後半年から1年の間ぐらいだからです。でも、健康な子猫にわざわざ手術をするなんて可哀想だという飼い主さんもいらっしゃるはずです。では手術のメリットとデメリットとは何でしょうか。

メスは生後約1年で妊娠可能になります。発情期は年2回ほどあり、特有の大きな鳴き声をあげるようになります。

オスの場合はメスの鳴き声で発情期が誘発されます。攻撃性が高くなり、マーキングやスプレー行為とよばれるおしっこによる臭い付けの行動をします。

また家の外への出入りが自由な飼い方の場合は、飼い主が知らない内に妊娠をする、させるといったこともありえます。その場合、生まれてくる子猫の処遇やご近所トラブルなどで頭を悩ませることになるでしょう。

手術のメリットとしては発情に伴う上記のような特徴をなくすまたは軽減できるという点、繁殖行為や猫同士の喧嘩の傷による感染症を防ぐという点が挙げられます。また、生殖器の病気の予防にもなります。

手術のデメリットは生殖機能を取り除くため子供が生まれないという点、健康な体にメスを入れるという点、全身麻酔を行うという点が挙げられます。また太りやすくなる傾向にあります。

予防注射の時期

猫の予防接種は義務化されていません。しかし、たとえ義務でなくても予防接種は猫にとってとても重要なことです。猫は生後2ヶ月目まで、母親の免疫が有効となっています。以後、その免疫が効かなくなるために生後2ヶ月を過ぎたあたりで、予防接種を受けるのがベストです。

生後1年目は、2〜3回の予防注射を受けるようにします。タイミングや猫の体調もありますので、生後2ヶ月を過ぎたら病院へ行き獣医師の指示に従いましょう。それ以降は、年に一度のペースとなります。

ノミ・ダニの予防薬も行ないましょう。

ミルクを与える際に気をつけること

生後2ヶ月以内の小さい子猫を育てる場合、ミルクから育てることになりますが、一つ注意点があります。

ミルクを指に付けてなめさせるのは止めましょう。

おっぱいの代わりに指につけたミルクを飲ませるというは話をたまに聞きますが、衛生的によくないというのもありますし、大きくなっても指からミルクが出ると信じて吸い付いてくる癖がついてしまいます。

子猫専用のミルクを子猫用の哺乳瓶にいれて与えてあげてください。

しつけについて

群れで生活する犬の場合は飼い主との主従関係を築いておくことが重要です。しかし、猫を叱ったりほめたりしてもしつけにはなりません。猫のしつけとは猫の習性を理解し利用することで、人間と共同生活ができるようにすることといえます。

トイレのしつけ

猫は砂をほっておしっこやうんちをした後、砂で隠すという習性があります。つまり、トイレ用に猫砂を用意して一度させてみれば自然とそこでするようになります。トイレを使いたがらない場合はその場所が気に入らないということ。静かなところや人があまり通らない場所へ変えてみましょう。トイレが汚れていても使ってくれませんよ。

爪研ぎ

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本来狩りをする猫にとって、爪研ぎは必要なことなのでやめさせる事はできません。また、爪研ぎをしてほしくない場所で研いだ場合、叱ってもその意味を理解できずにまた同じことを繰り返すでしょう。

対処法としては爪研ぎ器を用意することです。猫はお気に入りの場所、自分の匂いのする場所で爪研ぎをしますので、いろんな素材の爪研ぎ器を試すことも必要なことです。それを気に入ってさえくれれば他の家具などの被害も減ります。研ぎ心地などもありますのでボロボロになったら交換してあげてくださいね。

まとめ

生き物を飼うということは、その生命に責任を持つということです。去勢・避妊手術は人間の都合で猫に手術を強いているともいえます。しかし、人間社会の中で生きているからにはルールが必要で、猫の自然のままにさせることは難しいでしょう。

また、隙間に入り込んで電気コードを抜いたり棚に登って物を落としたりすることもあります。猫との生活は人間だけの生活とは違った気配りが必要です。しかし、共同生活になれてしまえばかわいい猫との幸せな生活がきっと待っていますよ。

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