ネコの飼い方

猫の去勢の時期の解説!オス・メスの違いと注意点

新しい家族として子猫を受け入れた後、一つの問題として挙がってくるのが「去勢」ですね。
去勢をすることでどういったメリット・デメリットがあるか、また去勢をするのであれば時期はいつがいいのかなど、オス・メスの違いなども踏まえてお伝えをします。



猫の去勢の時期の解説!オス・メスの違いと注意点

雄猫の去勢の適切な時期とは

1.生後6か月~10カ月がベスト

オスが性的に大人になるのは生後9~12カ月頃といわれています。なので、成熟するまでに去勢手術を行う方がいいとされています。
アメリカの保護動物の管理をしているシェルターの研究によれば、齢3カ月を過ぎていれば体格的に成長への影響はないとわかっています。

雌猫の避妊の適切な時期とは

1.生後6か月~8カ月がベスト

メスが性的に大人になるのは、出生の時期によって差がありますが生後3~9カ月といわれています。
2月に生まれたメスの場合には、その年の5~6月ごろ、3月に生まれたメスの場合には翌年の1月~3月ごろに発情期を迎えることもあります。

去勢の時期が遅れるとどうなるのか

1.発情の癖が残ってしまう

猫の発情期は1歳すぎに訪れることが多く、発情期を迎えてその興奮を覚えてしまうと手術をしても発情時の癖が残ってしまう場合があります。
メスの場合は鳴きやまずに騒いだり、オスの場合にはマーキングをやめないことがあります。

2.性格や行動の変化が少ない場合もある

去勢をすると性格が変わるというのが多いですが、成熟しきった後からの去勢の場合には、あまり変化しないことがあります。
Orange Cat lying down outdoors

去勢の4つのメリットとは

1.病気の予防

オスの場合には前立腺の病気、精巣や肛門周辺の腫瘍、メスの場合には子宮蓄膿症、乳腺腫瘍などの性ホルモンの働きで起きる病気の予防につながります。

2.欲求不満のストレスからの解放

性的欲求を埋める必要がなく、ストレスが減ります。また、欲求不満が原因の問題行動が少なくなります。オスの場合は、発情しているのに外に相手を見つけることができないだけでもかなりのストレスになります。

3.おとなしくなる

メスの場合には、オスを求めて叫んだり、オスの場合にはマーキングや、発情時期にほかの猫への攻撃性などが減り、おとなしくなります。去勢では90%以上の確率で、マーキング行為を防止できます。

4.長生きできる

病気の予防ができ、ストレスも減ることで寿命が延びます。

去勢の4つの注意点とは

1.性格が変わる

避妊や去勢をした猫は、体の中の男性ホルモンと女性ホルモンの割合が中間的になるために性格も変化が現れます。
特に1歳になるまでに去勢手術を受けているときには大人になるための「成長ホルモン」の分泌も止まってしまうので、子猫の時のように甘えん坊になる可能性が高いです。

2.皮膚疾患になることもある

去勢や避妊をしたことでホルモン失調になり、皮膚疾患になる事が稀にあります。

3.二度と子供は作れない

もし子供がほしいと思っても、絶対にできません。

4.健康状態がいいときに手術をする

緊急手術ではないので、万全の準備をしてから手術を受けるようにしましょう。

去勢前にするべき5つの準備とは

1.手術費用を準備する

去勢手術の場合には雄猫の場合は15,000~25,000円ぐらい、雌猫の場合は20,000~35,000円の費用が掛かります。ただ、病院によって料金は違いますので、かかりつけの獣医に相談しましょう。
発情中の手術の場合には、危険が伴うので技術費用として2,000円加算されることがあります。

2.猫の健康状態をチェックする

去勢手術の前には、触診や血液検査を受け猫が健康かどうかをチェックしてもらいます。

3.ワクチンをすませておく

手術後は、抵抗力が弱まっているので伝染病などのワクチンは手術前に済ませておきましょう。

4.手術前日の夕方以降は絶食させる

手術前の12~18時間程度の絶食が必要になります。前日の夕方に餌を与えた後は、水のみにして、ご飯を与えないようにしましょう。
手術当日は水も飲ませないようにしましょう。
これは、手術に全身麻酔を使うために、胃の中に消化し切れていないものが残ってしまうと、手術中に履いてしまう可能性があるからなのです。

5.助成金を使う

自治体によっては、猫の去勢・避妊手術費用の一部を持ってくれるところがあります。オスで3,000円、メスで5,000円ほどです。
また、助成対象を野良猫限定にしている自治体もありますので、確認しましょう。
Veterinarian examining a cat

猫の去勢後の3つの生活習慣

1.食事に気を付ける

去勢をすると、太りやすくなるので低カロリーのキャットフードに切り替えたり、一緒に遊んで運動時間を増やしたりしましょう。

2.しばらく安静にする

術後には、傷口をなめない様にエリザベスカラーなどを装着します。また、傷口が開かない様に、激しい運動は避けて静かにさせましょう。

3.トイレをチェックする

術後には、抗生物質や消炎剤などのお薬が処方されることがあります。その薬の影響で、腸内環境が変わり下痢や便秘になることもあるので、回数や形状、においが普段と変わりないかチェックしましょう。
また手術でストレスを感じて警戒心も強くなるので、トイレ以外のところで排泄をしてしまう事があります。その場合には、においも完全に消すように掃除し、一から根気よくトイレトレーニングを始めましょう。

猫の去勢への飼い主の心構え

1.去勢のメリット・デメリットを理解し、十分に検討する

「去勢」は、それ自体にいい悪いはありません。どちらを選ぶかは飼い主次第ですので、メリット・デメリットを勉強し、そのうえで猫との過ごし方を考えて決断しましょう。

2.手術後には入院することもある

手術後は万が一のことがあっても大丈夫なように、病院で面倒を見ることがあります。オスの場合には、最短で日帰りもありますが、メスの場合には入院することが多く1泊や2泊3日になることがあります。



今回のまとめ

雄猫の去勢の適切な時期とは
雌猫の避妊の適切な時期とは
去勢の時期が遅れるとどうなるのか
去勢の4つのメリットとは
去勢の4つの注意点とは
去勢前にするべき5つの準備とは
猫の去勢後の3つの生活習慣
猫の去勢への飼い主の心構え

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