猫を買ってる人には常識かもしれませんが、猫には食べさせてはいけない食材がいくつかあります。
今回はそんな食べさせては行けない食材を「うっかり」なんてことがないように、猫に食べさせてはいけない危険な食品をリストにしてみました。

ネギ類

ねぎ科の食物全般：玉葱、長葱、浅葱、ニラ、らっきょう、ニンニクなど
溶血性貧血をおこします。
ネギ類に含まれる、アリルプロピルジスフィドという成分が、血液中のヘモグロビンを酸化させ赤血球に不溶性変生産物を作ってしまいます。
これにより赤血球が破壊され、溶血性貧血の原因になります。
溶血性貧血になると、元気がなくなったり、嘔吐、下痢などの症状が発生します。
基本的には自然治癒しますが、幼い猫や高齢猫には重度の貧血になり、死亡するケースもありますので、注意が必要です。
これらはネギ類の食品は加熱しても効力は落ちません。
また、加工品等の多くのものに含まれますので注意が必要です。

青魚

アジ・イワシ、サバなど。にぼしも含まれるます。
青魚を多く食べ過ぎてしまうとその中に含まれている不飽和脂肪酸という成分により、
猫の脂肪が酸化してしまい、黄色脂肪症になってしまいます。
症状としては、腹部や胸部などの皮下脂肪が炎症を起こします。
痛みを伴うしこりができるのが特徴で、普通に歩けなくなったり、触られるのも嫌がるようになります。
不飽和脂肪酸は少量であれば有益な成分ですので、バランスの良い食事が必要です。
ちなみに、にぼしに多く含まれるDHAにも不飽和脂肪酸が含まれています。

チョコレート

カカオ類に含まれるテオブロミンという成分により中枢神経にダメージを与えます。
デオブロミンを摂取してしまうと、嘔吐、下痢、痙攣などの症状が4時間以内に発症します。
症状によっては数日間続く場合もありますし、摂取した量によっては、突然死を招いてしまう危険性もあります。

イカやタコ

イカやタコに含まれるチアミナーゼという酵素がビタミンB1を分解することで、
ビタミンB1欠乏症を起こす場合があります。
症状としては、食欲低下、嘔吐などがありますが、重症化すると痙攣を起こしたりします。
また、場合によっては昏睡状態に陥り死を招いてしまう危険性もあります。
チアミナーゼは加熱することで効力を失いますが、もともと消化がよいものではないため注意が必要です。

生の豚肉

生の豚肉には、トキソプラズマという寄生虫がいることがります。
この寄生虫の感染源となってしまう可能性があります。
このトキソプラズマは人獣共通感染症であるため、人間にも感染してしまう可能性があります。
基本的にこの寄生虫は加熱することで死滅しますので、十分に加熱する必要があります。

牛乳などの乳製品

猫は牛乳等の乳製品に含まれる乳糖を分解する酵素が少ないので、下痢をしてしまうことがります。
もし猫に牛乳等与える場合には、猫用のミルクを与えてください。

まとめ

このように猫には食べさせては行けない食べ物が少なくありません。
かわいいあなたのネコが病気にならないように気をつけてあげましょう。