猫を飼い始めるにあたって、正しい認識のもとで餌を与える必要があります。
かわいい猫がいつまでも健康で長生きするためには、日々の餌から摂る栄養が重要です。
ペットコーナーに行くとたくさんのキャットフードが売られているため、「どれを選べばいいのかわからない」という方のためにキャットフードの違いをご紹介します。
キャットフードの違い
キャットフードは総合栄養食と呼ばれ、その形状から大別して3つに分かれます。
- ドライタイプ:
水分含有率10%以下のもので、袋詰めになっています。
よく「カリカリ」と言われるのはこのタイプの餌で、猫がカリカリと音をたてて食べるところからこう呼ばれます。 - セミモイストタイプ:
いわゆる「半生」タイプで、水分含有率25~30%の加熱発泡していないものをいいます。 - ウェットタイプ:
パウチや缶詰で売られており、水分含有率75%以上のもののことです。
肉の食感が残っており匂いも良いため、一番食いつきがいいと言われますが、傷むのも一番早く、価格も高めです。
また、キャットフードは猫の年齢によっても4つに分かれています。
- 子猫用:離乳~1歳くらいまで
- 成猫用:1~6歳くらいまで
- 高齢猫用:7~10歳まで
- 老齢猫用:11歳以上
猫の年齢によって配合されているカロリーや栄養バランスが異なってきますので、栄養不足やカロリーオーバーによる肥満にならないように、年齢に合ったキャットフードを与えるようにしましょう。
また、与える量の目安は猫の体重1キロに対し、70~80キロカロリーと言われていますが、
フードに必ず目安が記載されているので、それを確認して与えるようにしましょう。
尚、餌を与える回数もまた年齢によって変わってきます。
人間同様、ネコの場合も赤ちゃんの頃は一回の量は少なく・回数多く、が基本です。
ネコは哺乳類ですから、生後すぐは母乳で成長します。
フードを食べ始めるのは生後2か月くらいからです。
最初は少量をネコ用のミルクやお湯などでふやかしたものを与えるようにしましょう。
子ネコの時期は一日に4~5回に分けて、餌を与えるようにします。
その後徐々に回数を減らし、1歳を過ぎ大人になる頃には、一日に2~3回にします。
また7歳を超える老齢になると一回に食べられる量が減ってくるため、その分回数を増やすなど加減が必要になってきます。
ネコは食いムラがあることで有名な動物でもあります。
せっかくの総合栄養食を食べなかったり、偏食だったりと飼い主さんの悩みも尽きないことと思います。
しかし、食事としてのフード以外におやつや副食も揃っています。
あまりに食が進まないときには、フードのタイプを変えてみるなどすると、ネコも飽きずに食べられるようになるようです。