市販のキャットフードは猫に必要な栄養素が計算されていて大変便利です。
ただ、キャットフードの中には添加物も含まれており、猫によってはアレルギーを起こし、皮膚病などを併発することもあります。
また、食餌療法が必要な猫には飼い主の手でその病気に効果的なご飯を作ってあげることも大切でしょう。
猫ごはんを作る前に。
料理というと、つい塩や醤油などで味付けをしてしまいそうですが、猫の場合は味付けの必要はありません。
むしろ塩の摂り過ぎは内臓疾患のもとになるので、注意しましょう。
例えば、塩付けの魚などは、水煮をするなどして塩抜きをします。
また、人間用の缶詰やハム・ちくわなどの加工品は塩分が多すぎるので、あまり与えないようにしましょう。
糖分も摂り過ぎると糖尿病になる恐れがあるので避けましょう。
イカやアワビなど、材料によっては猫の体にはよくないものもあるので注意しましょう。
猫ごはんのアイディア三種
ササミと野菜を使ったリゾット
では、実際にどんなメニューがあるでしょうか。
たとえば、肥満が気になってきた猫におすすめなのがこれです。
材料は鶏のササミ・キャベツ・ごはん・鶏がらです。
まず、鶏がらでだしを取ります。
無塩の鶏がらスープの素でも代用できます。
鶏のササミ、キャベツを食べやすい大きさに切り、ごはんも入れてスープと一緒にさっと煮ます。
ササミがない場合、白身魚でもよいでしょう。
牛ひき肉入り焼きうどん
また、食欲のない猫には少量で多くの栄養素が取れるメニューがおすすめです。
例えば、うどんと牛ひき肉を使ったこちらはいかがでしょうか。
まず、うどんを茹でて細かく切ります。
それをアルミホイルに無塩バターを塗ったものの上に、牛のひき肉と一緒に混ぜ、乗せて包みます。
その時、植物油を少し入れておくとよいでしょう。
そして、アルミホイルをオーブンに入れ、火が通る程度に温めて出来上がりです。
マグロどんぶり
もう一種類は魚を使ったメニューです。
まず、ご飯をバターで炒め、バターライスを作ります。
それをお皿に盛ったら、その上に新鮮なマグロのお刺身を食べやすく切って乗せます。
そして、最後に卵黄を乗せて完成です。
食べさせる時は、よくかき混ぜてから与えましょう。
なお、生卵を与える際は白身は与えないようにしてください。
白身には猫にとって必要な栄養素を破壊する成分が入っていて、脱毛や皮膚炎を起こす可能性があります。
ただし加熱すれば大丈夫なので、白身も与える場合は火を通してから与えてください。
バターや卵黄・魚や肉の脂身などは高カロリーなので、与えすぎると栄養過多・偏りの原因となります。
栄養のバランスを考え、週に一回ぐらい与えるのがよいでしょう。
まとめ
食餌療法が必要な猫だけでなく、キャットフードに飽きてしまった猫にも目先を変える意味でも、手作りごはんを作ってみてあげてはいかがでしょうか。