ボンベイという猫の種類をご存じですか?日本ではあまり飼育されていない珍しい種類ですが、黒豹のように精悍な姿をした魅力的な猫の種類です。
今回はそんな可愛いボンベイについて性格やしつけのコツなどをご紹介します。
ボンベイの紹介
1.ボンベイとは
ボンベイは、まるで小さな黒豹のような姿をした猫の種類です。
短毛種で光沢のある黒い毛が特徴です。
頭は丸く、目も丸くて大きい形をしており、ゴールドの瞳が特徴です。
バーミーズとアメリカンショートヘアを掛け合わせて作られました。
2.ボンベイの原産地は?
猫のボンベイはアメリカが原産国です。
3.ボンベイの平均体高・平均体重
ボンベイの平均体高は50〜56cmくらいです。
平均体重は3.5〜5.5kgくらいになります。
4.日本で飼育されている数・名前のルーツ
猫のボンベイが日本で何頭飼育されているのか正確な数は分かりませんが、非常に希少種で日本ではまだ入手しづらい状況です。
「ボンベイ」という名前は、その姿からイメージされる「黒豹」が生息している、インドの都市「ボンベイ(現在のムンバイ)」にちなんで名付けられました。
5.平均寿命
ボンベイの平均寿命は約10年くらいで、猫の平均よりもかなり短命です。
ただ、室内で大事に飼えば15年くらい生きる場合もあります。
6.ボンベイの購入価格
ボンベイを購入する場合の価格ですが、だいたい15〜30万円くらいです。
品種として理想的なブリードタイプの場合は高めになります。
どんな種類があるの?ボンベイのタイプと特徴の違い
1.スタンダード
ボンベイで通常の大きさのものをスタンダードと呼ぶことがあります。
体高が50cm以上、体重3.5kg以上に成長するものです。
2.ミニチュア
スタンダードと比較して、あまり大きくならないボンベイを「ミニチュア」と言って区別する場合があり、体高35cm以下のサイズのものを指します。
ただし、種類として明確にスタンダードと違いがあるわけではありません。
ボンベイの性格の3大特徴
1.甘えん坊
ボンベイは甘えん坊な性格をしています。
飼い主にすり寄ったり抱っこされると非常に喜びます。
積極的にスキンシップをはかりましょう。
2.活発
ボンベイには活発な一面があります。
活動量の多い猫のため、飼育するときにはキャットタワーなど用意して、ボンベイがしっかりと遊べる環境にしてあげましょう。
3.環境の変化にも対応
ボンベイは環境の変化にも対応できる猫です。そのため、ボンベイがいる環境に新しいペットを追加で飼うようになっても、慣れて受け入れることが出来ます。飼い主にとっては、非常に扱いやすい猫であると言えます。
知っておこう!オスとメスの違いはあるの?
1.オスの特徴
甘えん坊な性格を持つボンベイですが、オスのほうが一層甘えん坊な性格をしています。
またオスはやんちゃな性格のため、部屋の中でイタズラをしてしまうこともあるかもしれません。
ただ、それも遊びに夢中になるあまりの行動であることを理解し、優しく接するようにしましょう。
2.メスの特徴
メスは比較的落ち着いており、感情表現が控えめな性格をしています。
用心深い面もあるため、一見冷たく感じますが、気をゆるせば甘えてくるという気まぐれな所もあります。
どんな人が向いている?飼う人に向いている3つのポイント
1.しっかりと遊ぶ場所を準備できる
ボンベイは活動量の多い猫の種類です。
しっかり運動ができる環境で飼育する必要があり、運動不足になるとストレスが溜まってしまいます。
ある程度の広さがある部屋にキャットタワーなどを設置し、十分な運動ができるようにしましょう。
2.十分にかまう
ボンベイは甘えん坊な性格を持っているため、飼い主は積極的にスキンシップを取り、十分にかまってあげるようにしましょう。
あまりかまわない状況が続くと、寂しがって部屋を荒らしたり、散らかしたりといったイタズラをしてしまうことがあります。
3.寝てる間はそっとしておく
ボンベイは1日の半分以上を寝て過ごします。
起きているときは甘えん坊なボンベイですが、寝ている時は、しっかり眠れるようにそっとしておいててください。
寝るというのもボンベイにとっては必要な生活の一部であると理解しましょう。
ここを抑えよう!しつけの重要ポイント
1.トイレのしつけ
とても飼いやすく、比較的しつけもし易いボンベイですが、トイレのしつけは子猫のうちにしっかりと教えるようにしましょう。
トイレのしつけが出来ていないと、家中で排泄するようになってしまい大変です。
トイレをしたそうな様子に気付いたら、毎回、ボンベイをトイレ砂の所まで連れて行ってあげてください。
このようにトイレ砂の上で排泄をすることを繰り返せば、トイレを覚えてくれますよ。
猫のトイレのしつけ法!注意点・しつけのコツとは
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2.叱るポイント
ボンベイをしつけするときに、叱るシーンがあると思います。
そのときには、必ず現行犯で叱るようにしてください。
後から叱ってもボンベイは何のことで叱られているのか理解できません。
また、叱るときは大きな声で叱るようにして、叩かないようにしてください。
叩いてもしつけにはなりません。
お金の面は?ボンベイを飼う場合の初期費用と方法とは
猫のボンベイを手に入れる場合、ペットショップやブリーダーから購入します。
ただし日本では流通量が多くないため、取り扱いがある所を見つけたらラッキーくらいの気持ちで探す必要があります。
価格は、ペットショップの場合で、1匹あたり15〜20万円くらい。
ブリーダーからの購入で1匹あたり20〜30万円くらいになります。
オスとメスとで値段の違いはありません。
1.精悍な姿
ボンベイを飼う一番の魅力は、その黒豹のような精悍な姿です。
他の猫とは違った雰囲気で、単に可愛らしいだけでは満足できない飼い主もきっと、気に入ることができます。
2.健康管理
ボンベイは活動的で一杯運動をしたがります。
沢山遊べるように飼育環境を整えてあげて、ボンベイがストレスなく過ごせるようにしましょう。
また、運動量が多い分、食欲も旺盛です。
栄養価の高い食事をしっかりと与えて健康維持できるように管理してください。
キャットフードは、メーカーによっては年齢別の商品が発売されていますが、じつは栄養価が足りなかったり偏っていたり添加物が多かったりします。ですから、猫の健康を真剣に考えるならプレミアムキャットフードがオススメです。
3.愛情一杯
ボンベイはとても飼いやすい猫の種類です。
また性格も甘えん坊でスキンシップをしっかりと取ることができます。
愛情を一杯注ぎ、幸せな時間を過ごせるようにしましょう。
今回のまとめ
ボンベイの紹介
原産国はアメリカ。「ボンベイ」はその姿からイメージされる、黒豹が生息しているインドの都市「ボンベイ(現在のムンバイ)」から名付けられた。平均体高は50~56cm。平均体重は3.5~5.5kg。
平均寿命は約10年。
どんな種類があるの?ボンベイのタイプと特徴の違い
通常の大きさ(体高50cm以上、体重3.5kg以上)のものを「スタンダード」
あまり大きくならない(体高35cm以下)ものを「ミニチュア」
理解してあげよう!ボンベイの性格の3大特徴
甘えん坊で活発。環境の変化にも対応できる扱いやすい猫。
知っておこう!オスとメスの違いはあるの?
オスは甘えん坊。
メスは比較的落ち着いている。感情表現が控えめな性格。
どんな人が向いている?飼う人に向いている3つのポイント
活動量の多い猫なのでしっかりと遊ぶ場所を準備できる人。
甘えん坊な性格なので、しっかりとかまってあげられる人。
一日の半分以上を寝て過ごす猫なので、しっかり眠れるようにそっとしておける人。
ここを抑えよう!しつけの重要ポイント
トイレは子猫の時からしっかりと教える。しつけで叱るときは現行犯で叱る。
お金の面は?飼う場合の初期費用と方法とは
ペットショップの場合で、1匹あたり15〜20万円くらい。
ブリーダーからの購入で1匹あたり20〜30万円くらいになる。
ボンベイを飼う魅力や心構えとは
ボンベイの一番の魅力は他の猫とは違った雰囲気で精悍な姿。
飼育するにあたって、健康管理としっかりとしてあげる。愛情をたくさん注いで幸せな時間を過ごせるようにする。